関東東北大震災が起こって１年になる。
被災された方たちにとって長かったのか短かったのか。
瓦礫の処理さえままにならず、復興作業は遅々として進まないという状態の中で
きつくつらい１年であったことに間違いはない。
　不運ではあっても不幸ではないという気持ちのありようで前に向かって歩き始めておられる方は大勢いらっしゃる。
反面、かけがえのない大切なものを失くして、どうしようもない喪失感の中でもがいていらっしゃる方も多い。
それらの人たちに、逃れようのない現実から前に向かって進み出せる勇気と希望を、どうか与えてください。
同じ日本に住む一人として、神に向かって、そう、お祈りをすることしか今の私にはできないのです。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１２年３月１１日・記　　　　　　（自分が今この時期、何をどんなふうに感じていたかを記しておきたくて）

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